娘がもう十数年も同じベッドを使っていることを、ずっと気にかけていました。
それに加えて、娘のベッドには毎晩3匹の猫たちが一緒に寝ていて、娘の小さなベッドは満員状態。いやまるで猫ベッド。猫が真ん中に寝てて、娘が壁に引っついて辛そうに寝ていることがしばしばだったんです。
そして娘が「全然寝た気がしない…」とぼやいていたのを耳にしていました。とはいえ、娘に「家具屋さんに一緒に行ってみる？気に入ったベッドがあるかもしれないよ」と誘っても「やっぱり値段が高いからいいよ」と言われたのに甘えて、そのままになってしまっていたのです。
でも、そんな私と娘のやり取りを、主人は見逃していなかったようです。
今日、主人が突然「買い物に行こう」と言ってきました。
食材を買い出しに行くのが休日の日課なので、いつものスーパーに行くのかなと思い込み、私は、「行こう！！」って軽く答えて車に乗り込みました。
そして、車の行く先はいつものスーパーを通り過ぎ違う方向へ、「あれ？これは何かあるのかもしれない。なんだろう？」と思いつつ、到着したのが家具屋さん。
主人は「最近この家具屋リニューアルしたらしいからさ、何か掘り出し物があるかなぁっと思ってさ」と涼しい顔。
店内に入ってみると、レイアウトが変わり、確かに品ぞろえが変わっている。
「へ～。新しいものがあるなぁ」って商品を眺めていたら、主人がこっちこっちと手招きしてるのが見えた。
行ってみると、セミダブルのベッドの前で立ち止まり、「これ、娘にどうかな？」と笑顔で言ってくれたんです。その瞬間、私の心は温かさで満たされました。主人が娘のためにここまで考えてくれていたんだ、と改めて感じました。
普段はあまり気にかけているそぶりを見せない主人が、実は密かに娘のことを心配してくれていたことに、私は心から感動しました。
私は驚きと嬉しさで胸がいっぱいに。さらに驚いたことに、主人は「代金は俺のへそくりから出すよ」と、なんと6万円も太っ腹に出してくれたのです。
家族のために、自分のことは後回しにしてくれる主人の優しさに、私は感謝の気持ちでいっぱいになりました。
2～3日後に新しいベッドが届いたとき、娘がどんな顔をするのか、想像するだけでワクワクします。きっと娘も驚いて、そして喜んでくれることでしょう。
家族の温かい気持ちが詰まったこのサプライズが、娘にとっても素敵な思い出になることを願っています。家族の愛が溢れる日々の中で、娘の笑顔を見られることが、何よりの幸せです。
私は難病や手首骨折、過度なストレスを経験し、更に腰の病気になりましたが、その結果、感謝する生活、健康を最優先にした生活にシフトしたことによって回復し復活を遂げました。
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