私は昨年、腰部脊柱管狭窄症と診断されました。
その後、知り合いに教えてもらったタオ指圧の治療院に通い始めました。タオ指圧の効果はものすごくて、おかげさまで現在では腰の痛みもすっかりなくなり、経過は良好になっています。
なんとそのタオ指圧の創始者である遠藤喨及先生と会える日が来るなんて考えもしませんでした。
先日、いつも施療してくれる千恵子さんから連絡がありました。遠藤先生が亡くなったご主人のために念仏をあげに来てくださるそうなのです。そして、千恵子さんが「私にも会いに来ませんか」と誘ってくださったんです。
以前から遠藤先生の様々な活動を拝見していました。
和田寺のご住職であり、ミュージシャンであり、平和活動家でもいらっしゃる方。
いつか直接お話を伺いたいと願っていたので、先生にお会いできた時は、まさに嬉しすぎて感極まりました。
以前、京都のワークショップにも一日だけ参加させていただいたのですが、その時は別の方が担当されていて、直接、先生にお会いできたのは今回が初めてでした。
世界を股にかける活動に驚愕
先生のお話は、私の想像を遥かに超えるスケールで、ただただ驚くばかりでした。
なんと先生は、第二次世界大戦中の敵同士であったトルーマン大統領やチャーチル、ガンジーといった歴史上の人物の子孫も参加した「希望の火」NPO法人アースキャラバンと共に、6月から世界巡礼をされているとのこと!
6月にはバチカンでローマ教皇とお会いし、今年のイギリスの25万人規模のフェスでは、先生方も演奏されており、そこに皆さんと一緒にスピーチもされたそうです。
そして、9月には日本に来て、東京から広島、長崎まで皆で自転車で巡る旅も計画されていると伺い、その途中で別府に立ち寄られるとのことで、宿の確認にいらしたとのことでした。
先生のこうした世界的な活動のお話は、私にとって「すごいな」と感じるばかりでした。
宇宙、そして人生の目的に思いを馳せて
私自身はまだ仏教を深く学んでいるわけではないのですが、タオ指圧を受けて以来、「物欲の世界」だけではない、この「宇宙」というか、素晴らしいエネルギーのようなものを強く感じています。まるで宇宙からエネルギーが来ているからこそ、私たちは生きられているかのように感じる、と。
だからこそ、先生に直接「宇宙って何ですか?」と問いかけてみました。
先生は「宇宙ってものだと思いますか?」と逆に質問が返ってきたので、私の中では、宇宙は「モノ」では無く、何か「エネルギー」や「力」、あるいは「思い」のようなものなのではないかと感じています。そして、私たちは生まれてきたからには「役割」があり、それを全うすることこそが「幸福感」につながると話してみましたら、先生は頷いていらっしゃいました。
「無限向上」と向き合うということ
また、「無限向上」という言葉についても深くお話を伺いました。
先生の「それでいい、ということがない」というお言葉は、とても印象的でした。
幸福感が遠ざかるのは、多くの人が「ほどほどのところで満足してしまう」からだとおっしゃっていました。
「ダライラマ」に込められた「知恵の海」の響き
お話の最後に、先生がイギリスのフェスで演奏されたという「ダライラマ」というタイトルの曲のことを教えていただきました。
この「ダライラマ」がチベット語で「知恵の海」を意味すると伺い、その音色とともに、深く広がる「知恵」の世界が目の前に広がっていくように思えました。
直接先生にお会いしてお話を聞くことで、胸がいっぱいになりました。
遠藤先生にお会いできて、本当に本当に良かったです。
色んな活動をされながらも、楽しく明るく軽快に人生を歩んでいるように思えました。
お声掛けくださった千恵子さんにも感謝でいっぱいです。
今回の出会いは、私にとって大きな感動と、これからの自分自身の伸びしろを感じさせてくれる、大変貴重な時間となりました。
皆さんももしよかったら、以下のサイトを読んでみてください。
遠藤先生の法話などを聴くことができます。本も出されています。
最後までお読みいただきありがとうございました。