先月から市が主催する「特定創業支援等事業」の創業支援セミナーに参加しています。
起業してからずっと「この道で大丈夫かな?」と、心の奥に小さな不安を抱えていた私。
今回の参加の大きな目的は、事業の継続や拡大に役立つ、公的な証明書を手に入れることでした。
この証明書があれば、広告宣伝費のような無形の活動にも使える補助金にチャレンジできる可能性がひらけるからです。
でも、それだけではありません。
同じ空の下で、同じように夢を追う仲間と出会い、心の温度がじわりと上がるような学びの時間がそこにはありました。
「伝える」ということの本当の意味
直近のセミナーで気付いた一番のことは、「プレゼン発表は、協力者や未来のお客様と出会う営業の場」だということ。
単なる発表ではなく、誰かの心に小さな波紋のように響いていくもの。
創業セミナーの最終回には、プレゼン発表の場があります。
そこでは、行政の方々などが聞きに来てくれるそうなんです。
ですから、ただ報告するのではなく、私に今できることやこれからの夢をしっかりと自分の言葉で描いてみる大切さを学びました。
個別相談の際には、私自身の今後の事業構想を絡めて質問もしてみました。
勇気を出した小さな一歩が、未来への扉をそっとノックしたような気がします。
事業計画に「自分らしさ」をのせて
専門家の方からプレゼン資料の個別指導を受けた時、自分にとって本当に大切なアドバイスがいくつもありました。
- 価格を具体的に。
どんなサービスを、どれだけの価値で届けるのかを、わかりやすく伝えること。 - 社会的な必要性の裏付け。
外部の統計データやリサーチ結果を活用しながら、「なぜこの事業が今必要なのか」を客観的に示すこと。 - 独自性の見える化。
他のサービスが単なる診断で終わりがちな中、私の「マンツーマン伴走型サポート」の魅力を、文章だけでなく表現を工夫して、パッと見てわかるよう比較で示すこと。 - 未来へのストーリー。
単年度の売上だけでなく、数年後の目標や「誰とどんな形で仕事を広げていきたいか」といった未来像も描くこと。そして、その思いを資料にしっかりのせること。
このアドバイスが、自分自身のサービスをより深く、具体的に見つめ直すきっかけになりました。
つながりの輪の中で
創業支援セミナーは、地域で同じ夢を追いかける仲間たちと出会える、かけがえのない時間。
私自身、コーチング事業のほかに、これまで培ってきたパソコンやブログ、Kindle出版のスキルが、起業家の方々の役に立つのではと、改めて自分の強みを見つめ直すきっかけにもなりました。
11月25日のプレゼン発表は自分の持ち時間は5分。
自分をアピールできる資料なので、学んだことやアドバイスいただいたことを盛り込み、現在作り込んでいるところです。これって結構楽しいって思えて、浸食忘れるほど没頭しています。
地方自治体の抱える課題に対して、私の事業がどのようにかかわれるのかを考えていくことで新たな気づきが生まれています。
いろんな構想が浮かんできていて、プレゼン資料に収まり切れないほど笑笑。
今、ちょうどストレングス・ファインダーで伴走サポートをさせていただいているクライアント様への継続のご提案を控えている大切な時期に重なっています。
それとともに今住んでいる地域に対しての貢献ができるのではという気持ちが膨らんで、今とても楽しいです。妄想は膨らみます。
起業の道は、時に孤独に感じることもあります。
でも、そのたびそっと背中を押してくれる人や新しい発見があるから、また一歩、歩き出せるのかなと思うのです。
もし今、不安や迷いで立ち止まっている方がいたら、ほんの少し勇気を出して、こういったセミナーなどを受けてみるのもいいかもしれませんね。
きっと、未来への小さな希望の光が、ぽっと灯るはずです。

