退職して1年経った今だからわかる過去の自分。
あの頃のわたしへねぎらいの言葉を残しておきたい。
毎日、がむしゃらに頑張っていたね。
仕事も家のことも、周りの期待に応えようと、いつも一生懸命だった。
でも、その分だけ「本当の自分」がどこか遠くに行ってしまったような、そんな気持ちもあったんじゃないかな。
誰かに認めてもらいたかった、あの頃のわたしへ
「ちゃんとしなきゃ」
「迷惑をかけちゃいけない」
そんなふうに思いながら、心の中では「誰かに認めてほしい」「褒めてもらいたい」と願っていたよね。
承認欲求を持つことは悪いことじゃない。
でも、その気持ちに振り回されて、自分の本音を押し込めてしまうことも多かった。
あの頃のわたしは、周りの評価や期待ばかりを気にして、本当の気持ちにフタをしていた。
「嫌われたくない」
「傷つきたくない」
そんな不安が、いつも心の奥にあったね。
感情を感じることが怖かった、あの頃のわたしへ
「怒ってはいけない」
「泣いてはいけない」
「弱音を吐いてはいけない」
そうやって感情を押し込めて、いつの間にか自分が何を望んでいるのかも分からなくなっていたよね。
でも、ある時ふと、「感情は本当の自分の声」だと知った。
その言葉に、涙が止まらなくなったよね。
自分の気持ちを感じることが、こんなにも大切で、自由なことだったなんて。
最初は、ノートに「今日は疲れた」「本当は休みたい」と書くだけで精一杯だった。
でも、その小さな本音を認めるたびに、少しずつ心が軽くなっていったよね。
本音を伝える勇気を持てなかった、あの頃のわたしへ
「本当のことを言ったら、嫌われるんじゃないか」
そう思って、なかなか本音を言えなかった。
でも、勇気を出して伝えてみたら、意外と温かい反応が返ってきた。
「私も同じだよ」
「分かるよ」
そう言ってもらえたことで、人と深くつながれることも知ったよね。
比べてばかりで苦しかった、あの頃のわたしへ
SNSや周りの人と比べては、「私、これでいいのかな」と不安になっていたよね。
誰かと比べて苦しくなるのは、「本当の自分」から少し離れてしまっているサインだったんだね。
自分軸で生きることに憧れていた、あの頃のわたしへ
「自分軸で生きる」って、強くてブレない人のことだと思っていた。
でも実は、“今のわたしの気持ち”に正直になることが、自分軸の第一歩だった。
「今日は無理したくない」
「このやり方、なんか違う」
そんな小さな心の声を「それでいいよ」と受け止めてあげることが大切だったんだ。
比べたくなったら、スマホを閉じて深呼吸して、「わたし、本当はどうしたい?」と問いかけてほしかった。
小さな満足や心地よさに目を向けてみてほしかった。
自分を認めることができなかった、あの頃のわたしへ
承認欲求は誰にでもあるもの。
でも、まずは自分で自分を認めてあげることが大事だった。
「今日もよくやってる」
「できなくても大丈夫」
そんなふうに、あの時も自分にやさしい言葉をかけてあげる心の余裕が欲しかった。
ありのままの自分で生きていける、これからのわたしへ
誰かと比べなくてもいい。
いつも前向きじゃなくてもいい。
うまくできない日があっても全然大丈夫。
「こうあるべき」を手放して、「わたしはこうありたい」に耳をすませてほしかった。
ありのままの自分を受け入れて、その日その日の小さな選択を心で決めていけたんだよ。
それだけで、人生はちゃんと前に進んでいけたんだ。
まとめ
比べてしまうのは人間らしいこと。
でも、そのたびに「わたし」に戻ってくればいいんだよ。
自分軸とは、心の声に気づき、やさしく応えること。
完璧じゃなくていい。
自分らしさこそが、最大の魅力なのだから。
よく頑張っていたよ。
そして
どうかあなたも自分の気持ちにやさしく寄り添ってあげてください。
そうすると、あなた自身があなたを認めてあげられる日が、きっとやってくるから。